今回はMacbookの外部ディスプレイを購入する際に考えるべき要素、その要素を満足させるディスプレイについて書いていきたいと思います。Macbook用外部ディスプレイの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
どうもこんにちは。
きーまそんです。
私の家にあるPCはMacbookのみで、デスクトップも何もありません。ブログを書くのも、動画を見るのもこれ1台です。昔はMacbookの究極とも言える薄さや軽さに惚れ惚れしていたものですが、最近になって思うことがあります。
画面がね、小さいんですよ。
特に私が使っているMacbookは12 inch Early2015モデル、つまり12インチの大きさしかありません。左右で別のブラウザやアプリを開くのでさえ躊躇するレベルの小ささです。職場ではノートPCと外部ディスプレイの2画面体制で作業をしているのもあり、とうとう我慢できなくなってきました。
デスクトップを買えよ、という話なのですが・・・、もちろん考えています。しかしどうせデスクトップPCを買うならしばらく買い直す必要がないくらいに高スペックなものが買いたいという願望があり、その予算が貯まるまではまだしばらくかかるでしょう。
ならば、まずは画面が小さいという欠点を補うために外部ディスプレイを買おうじゃないか。それもMacbookで接続できてかつ今後デスクトップPCを買った時にも使えるやつを!
と思い至って色々調べてみました。
※これはUSB-Cの入力端子が採用された2015年以降のMacbookを対象とした記事です。あらかじめご了承ください。
Macbook用の外部ディスプレイで必須となる要素
まずはMacbook用の外部ディスプレイとして必須となる要素についてお話しします。
解像度
解像度は作業領域の拡大に一番貢献する要素です。解像度が高ければ高いほど作業できるスペースは確保できます。
種類 | 解像度 |
フルHD | 1920 x 1080 |
WQHD | 2560 x 1440 |
4K | 3840 x 2160 |
数値上ではわかりにくいかもしれませんが、4KはフルHDの4枚分となります。
以下の画像では1モニターに4つの画面が映し出されていますが、これ1枚がフルHDだと考えると、4Kの凄まじさを感じます・・・。
LGの43インチの4Kディスプレイ
こう考えると解像度が高ければ高いほどいいじゃん!となるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。1つ考えてみましょう。
4KはフルHDの4枚分という話はしましたね、もし普段使っている1枚のディスプレイが同じ解像度のまま4つに分裂するとどうなりますか?
元々大きいディスプレイを使っている方は喜ばしいかもしれません。しかし、23、24インチのモニターを使っている方にとっては違うと思うのです。
全てが4分の1に縮小されるのですから。
目を凝らさない限り全く見えないという方もいると思います。
必ずしも高解像度がいい訳ではないことを理解していただけたでしょうか?
もちろん、4Kディスプレイを買ってフルHDの解像度で使う、拡大率を変更して少しでも見やすくするという手段もあると思います。
しかしそれではわざわざ4Kを買う意味はありません。
「おいらは絶対4Kのディスプレイを買うんだ!!」
と思っている方は、必ず1度は量販店などで4Kディスプレイを生で見てください。
その上で選択するべきです。目安は27インチ以上が4Kに向いているときーまそんは思います。
ちょっと脱線しましたが、Macbookの話に戻りましょう。
Macbook(12 inch Early 2015)の解像度を見て見ましょう。
Macbookの解像度
12インチにしてフルHDの解像度を優に超えていますね・・・。Macbook並みのくっきりとした画面をそのまま拡大したいと考えるなら、少なくともWQHD以上の解像度は必要になりそうです。
ズバリ、解像度は現在使っているMacbook以上がいい。つまりWQHD以上がオススメ!
4Kを検討している方は必ず1度は生の4Kを見るか、大きいサイズのディスプレイにするべき!
USB Type-C&PD対応
Macbook USB Type-C
2015年以降のMacbook(pro)はUSB Type-Cに対応しています。USB Type-Cというのは「この規格一本で全てを賄う」というコンセプトで作られた規格で、映像、音声、充電、果てはデータ転送までをこの規格1つでカバーできるという優れものです。
とても面白いことに、USB Type-Cが採用されたMacbookでは入力端子がこのUSB Type-C1つのみしかありません。当時(今でも)は「これ1つは流石に少なすぎるのではないか・・・」と購入を見送る理由の1つになっていたほどです。USB Type-Cは確かに様々なものを賄えてコード1本に集約できる素晴らしい規格なのですが、そもそも対応している外部機器が少なかったんですね。Macbook proの方は2〜4つ付いています。
USB Type-Cについて話すと長くなりそうなので、趣旨から外れる前にやめておきましょう。
ディスプレイがUSB Type-C&PDに対応しているのがなぜ重要なのかという話ですね。
USB Type-Cに対応していれば、以下のような利点があります。
- USB Type-Cケーブル1本でディスプレイに映像・音声出力ができる、つまり変換アダプタ等を利用する必要がない
HDMIでいいじゃん!と思うかもしれませんが、私は拡張機器を持っていないのでこれは非常にありがたいです。USB Type-Cに対応しているだけのディスプレイにはこの程度の利点しかありませんが、ここで気になることがあります。
「Macbookには入力端子のUSB Type-Cが1つしかないんでしょ?ディスプレイとの接続に使うとして、充電はどうするの?」
そうです。USB Type-Cに対応しているだけでは映像や音声を出力できても充電をすることはできません。ここは非常に注意しなければなりません。そんな時は次のワードを確認しましょう。
PD(Power Delivery)
つまり充電も行えるか否か・・・です。USB Type-Cに対応していても安いディスプレイはこのPDに対応していないパターンが見受けられます。絶対にチェックしておきましょう。
USB Type-C&PD対応、これこそがUSB Type-Cを使用する最大のメリットです。映像出力から充電までケーブル1本で済ますことができます。以下の動画を見ると、それが如何にスマートなのかがわかるでしょう。
※英語ですが、映像を見るだけで構いません
USB Type-Cは従来のUSBと違って上下を気にする必要がないことも含めて、とてもスマートに接続することができますね。Macbookを使うユーザーはこういうのを求めていたのではないでしょうか?少なくとも僕はそうです。
さて、上記の解像度、USB Type-C&PD対応というのが絶対必要な要素でその理由もわかってもらえたと思います。それを踏まえた上で、条件を満たすディスプレイについてリストアップしていきましょう!
Macbookにオススメなディスプレイ
ここで紹介するディスプレイは全てMacbook(pro含む)が充電できるものです。
価格が安い順に、幅広い値段設定で紹介させていただきます。
「以外と少ないな〜」と思われるかもしれませんが、ここで紹介するディスプレイ以外にも上記の条件を満たすものがあります。
しかし、全て列挙するのは記事にする意味がないので、その中でもきーまそんがオススメだな!と思えるものを選りすぐってリストアップしています。
スペックも必要最低限のものを簡略に挙げているので、詳細はAmazonのリンク先をご覧ください。
※このリストは2018年6月時点でのものです。
PHLIPS 258B6QUEB/11
価格 | 45,000 ~ 50,000円 |
サイズ | 25インチ |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
入力端子 | USB 3.0 x 3 USB-C VGA(アナログ) DVI-デュアルリンク(デジタル、HDCP) DisplayPort HDMI(デジタル、HDCP) |
なんと言っても価格が安い!!
4Kじゃなくてもいい、とにかく安くて使えるディスプレイを!
という方には非常にオススメです。
購入者のレビュー等は以下からご覧ください。
BenQ PD2710QC
価格 | 50,000 ~ 65,000円 |
サイズ | 27インチ |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
入力端子 | USB 3.0 x 4 USB-C DisplayPort miniDisplayPort HDMI RJ45 |
上記258B6QUEB/11に比べて画面サイズが少し大きくなりました!
見やすい画面で作業ができそうですね。4Kを考えていなく、少しでも画面サイズが大きいのが欲しいという方にはオススメです!
購入者のレビュー等は以下からご覧ください。
LG 27UK850
価格 | 75,000 ~ 85,000円 |
サイズ | 27インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
入力端子 | USB 3.0 x 2 USB-C DisplayPort HDMI x 2 |
4KでHDR対応でこの値段!サイズも申し分なく、4Kが活かせる最小限のサイズだと思います。上記のディスプレイに比べると端子の数が少ないという点がありますが、個人的には十分だと思います。
EIZO EV2785
価格 | 11,5000 ~ 13,0000円 |
サイズ | 27インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
入力端子 | USB 3.0 x 2 USB-C DisplayPort HDMI x 2 |
高ーい!!説明不要ッ!!!!
EIZOは国内メーカーということもあり、値段相当の最高級品と言えるでしょう。
EIZOは私の職場でも使わせて頂いているのですが、他のディスプレイに比べて本当に目が疲れないんですよ。ディスプレイは妥協したくないという方にはオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか。Macbookを使うユーザーならUSB-TypeC一本で全てが完結できる・・・というスマートさに絶対憧れると思います。それに今後デスクトップPCの購入を検討されている方にとっても非常にオススメなディスプレイ達を紹介させていただきました。
大きいディスプレイで良いPCライフを!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。よろしかったら他の記事も見ていってください。
追記:きーまそんはLG 27UK850-Wを買いました。使用感などをレビューしていきたいと思いますので、記事が出来上がるまでお待ちください。