映画【モネゲーム】感想 ※ネタバレあり
地元のゲオでロングセラーランキング入りしていた【モネゲーム】
コメディ映画も最近観てないなーと思い借りてみました。
今回はそんな【モネゲーム】の感想を書いていきます。
有能?無能?キュレーター、ハリーの物語
ハリーはメディア王シャバンダーの元で働くキュレーター、要するに絵画を鑑定する仕事をしていた。
しかしシャバンダーの横暴さと自分への扱いの悪さに耐えかねた彼は、シャバンダーに一矢報いようとする。その方法とは、クロードモネの作品 積み藁・夕暮れの贋作を彼に売りつけ大金をだまし取ることだった。綿密?な計画を立て積み藁の元所有者の孫娘であるPJを仲間に引き入れたまではよかったのだが、自分に都合のいい計画なんてそうそう上手くいくはずもなく・・・。
この映画は僕らをも巻き込んだ
映画はハリーの仲間である少佐視点のナレーションで始まります。しかし途中から少佐の出番も少なくハリーやPJ視点で話を進めていたからですかね、すっかり騙されてしまいました。
この映画はラスト以外はずっと少佐(観客)視点だったんですね。
最後のハリーがジャバンダーに反旗を翻すシーンも「お、ハリーなんか成長したな」と素直に思ってしまったんですが、それも含めてハリーの計画の内だったんですね。もちろんPJも知らないようでした。
映画では詳しくは語られなかったんですが、冒頭から途中までのハリーの間抜け具合は演技だったのかという疑問が残りました。あえて無能を演じる事で自身をクビに追い込み、新しい人を雇わせて少佐の完璧な贋作を鑑定させた・・・とは考えられないでしょうか?
どこまでがホントで、どこまでが計画なのか・・・、ハリーにやられましたね。
日本人役者の間抜けさは・・・演技!
かつてシャバンダーと「積み藁 夜明け」をオークションで競り合った日本人がこの映画の黒幕でした。
いつハリーと契約していたのか・・・18年間絵を欲しがり続けたとか最早執念ですね。
さて、そんな重要な役に日本人が選ばれたのはよかったのですが。
劇中で(オークションの回想を除いて)出てきた日本人はもう間抜けそのものでした。
シャバンダーと契約するために出てきた日本人のサラリーマン数人と通訳は最初僕も「頭おかしいんじゃないか」と思うほどバカっぽく映されていました。その時はなんか不満に思いながら観ていましたね。
最後の最後でハリーと日本人のボスが空港で話をする際には通訳の人も真面目になっていて「ああ、やっぱりあのバカっぽさも演技だったのか~」と思えました。それまでの日本人の描写はホント残念すぎました・・・(笑)。
さすがコメディ、笑えた
シャバンダーの部屋で椅子を動かそうとしたけど動かなかったり、分解したり、ホテルのおばさんの部屋に何度も侵入してはタイミング良く訪ねてきたボーイに色々勘違いされていたのがめっちゃ面白かったです。
ホテル出るときなんて超プレイボーイ扱いでしたよ。
最後に
コメディ映画ってあまり観ないんですけどすごく好きになりました!
今後もどんどんこの手のジャンルに手を出してみたいと思います。